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「自己効力」って知ってますか?
「自己効力感」ともいわれてますよね。
日常でもよく耳にする言葉かなと思います。
看護業界では特に好まれているようで、
看護学生のレポートを見ると、
「自己効力を上げる関わりをしたい」とか、
「演習で自己効力が上がったと思う」とか、
よく使われてました。
ところで、似たような言葉で、
「自己肯定感」というのもありますが。
「自己効力感」と「自己肯定感」
この違いはわかりますか?
すごく単純に言うとこんな感じです。
自己効力感=自分はそれがうまくできるという自信
自己肯定感=ありのままの自分を大切な存在と認める感覚
学生に「自己効力」を教えてると、
この2つを混同してる子がチラホラいたな。
ε=(^。^;A
看護学生向けの教科書によると、
「自己効力」の高い人には、
こんな特徴があるとのこと。
- その行動をとりやすい
- 必要な努力を惜しまない
- 失敗や困難で諦めない
- 行動に対してストレスを感じにくい
これを、禁煙を例にしてみますね。
↓ ↓ ↓
———————————-
「自信がないな、失敗しそうだな」
と思っている人よりも、
「自分は大丈夫、禁煙できる」
と自信がある人のほうが、
禁煙という行動をとりやすいです。
【その行動をとりやすい】
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そして、禁煙の秘訣を本で勉強したりなど
努力を惜しみません。
【必要な努力を惜しまない】
———————————-
もし「一本吸ってしまった」という
失敗があっても諦めず、
翌日からまた禁煙を始められますし。
【失敗や困難で諦めない】
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禁煙を続けることに対して、
ストレスよりも
やりがいとか、達成感を感じている。
【行動に対してストレスを感じにくい】
———————————-
こんなイメージでしょうか。
(^_^)
じゃあ、ちょっと想像してみてほしいのですが。
こういう人は放っておいても、
何かきっかけがあれば、
勝手に自分で禁煙を始めて、
達成するまでがんばってくれそう。
って思いません?
私たちにとっては
すごくありがたいタイプですよね(笑)
つまり、対象者さんの「自己効力」を高めれば、
保健指導がうまくいく確率が上がる!
ということなんですよ~。
( ´艸`)
では、対象者さんの「自己効力」を高めるために、
あなたならどんなアプローチをしますか?
ちなみに、講義でガッツリ
「自己効力」について説明してから、
学生にそう問いかけると、
「患者さんのよいところを見つけて褒める」
という回答が多かったです。
えっ、と、ちょっと待って。
そんな単純な話じゃないから。
( ̄□ ̄|||)
この続きは後編でお話します。
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